ソフトB、日本ハムに連勝3・5差!内川2年ぶり10号 37歳誕生日前祝い

[ 2019年8月4日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク6―3日本ハム ( 2019年8月3日    札幌D )

5回1死、本塁打を放つ内川(撮影・高橋茂夫)
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 夏本番で再加速だ。ソフトバンクは首位攻防第2ラウンドとなった3日の2位・日本ハム戦に6―3で快勝。4日に37歳の誕生日を迎える内川聖一内野手が貴重な10号ソロを含む3安打を放って気を吐いた。7月に負け越したチームは8月に入り3連勝。敵地・札幌ドームで6連勝と強さを発揮し、日本ハムとのゲーム差を3・5に広げた。

 最高の前祝いとなった。4―0の5回1死。3番・内川が、金子のカットボールを左翼席に運んだ。11試合ぶりの一発は、2年ぶり10度目の2桁本塁打の10号となるソロ弾。「初回の4点だけで、早く追加点が欲しいところで取れて良かった」と貴重な中押し点を喜んだ。

 4日が37歳の誕生日。今季は左膝痛を抱え、万全とは言えない中でのシーズンだが、早くも節目に到達し「36歳最後の日にホームランを打てて良かった」と振り返った。

 初回の4点のビッグイニングを演出した一打にも、ベテランらしさが詰まっていた。先制した直後の無死二塁。内川は外角高めの直球を逆らわずに右飛を打ち上げた。二塁走者の明石が三塁に進み、デスパイネの遊ゴロで2点目が入った(記録は野選)。「後ろのバッターが打ってくれたので」と謙遜したが、場面に応じた進塁打で、相手にダメージを与えた。

 打率・251と本調子には遠いが、6月に入り「あまり考え過ぎず、来た球に、打てる球に、バットを出すだけ」とシンプルな思考で臨むことをテーマに設定。10本塁打中7本を6月以降に放っている。この日は一発に続き7回に中前打、9回には右前打と広角に打ち分け、今季5度目の猛打賞をマークした。

 チームは7月に6連敗を喫するなど11勝12敗と負け越したが、8月に入り3戦3勝。打線も3試合で計34安打19得点と、上向いてきた。2位・日本ハムとのゲーム差を3・5に広げた工藤監督は「月が替われば、全てが変わる。いい戦いができている」と、3カードぶりの勝ち越しに手応えを口にした。 (川島 毅洋)

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2019年8月4日のニュース