楽天、ウィーラー3ランで逆転勝ち 両リーグトップ今季25度目

[ 2019年7月27日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天6―3ロッテ ( 2019年7月26日    ZOZOマリン )

8回2死一、二塁、ウィーラーは逆転となる左越え本塁打を放つ (撮影・西川祐介)
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 「逆転の楽天」が本領を発揮した。2点を追う8回に山下の右前適時打で1点差とし、なおも2死一、二塁。ここでウィーラーに左中間席中段への逆転3ランが飛び出した。途中出場の助っ人の豪快な15号アーチで試合をひっくり返し、両リーグトップとなる今季25度目の逆転勝ちだ。

 7回に2死満塁の好機を逸し、8回も無死一、二塁から走塁ミスなどもあって2死を奪われた。反撃の勢いが途絶えかけていたタイミングでの逆転アーチ。平石監督は「ミスがあったけど、石川という良い投手をウィーラーがよく仕留めてくれた」と称えた。

 ウィーラーは「ロッテキラー&マリンの鬼」だ。今季のロッテ戦は打率・429、13打点で、ZOZOマリンでは同・500、11打点。昨季も同球場では同・536だった。ただ、7月は打率・152と絶不調で「打席で迷いが出ていた」と指揮官。この日、後半戦で初めてスタメンを外す決断を下したが、一振りで応えた。

 チームは3位に再浮上。「他の球場でもZOZOマリンのような成績を残したい。10連勝するぐらいの気持ちで頑張るよ」。上位進出のためには、ムードメーカーでもあるウィーラーの復調が不可欠だ。 (重光 晋太郎)

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2019年7月27日のニュース