【秋田】秋田中央、11回サヨナラで45年ぶり甲子園 V打斉藤「抜けろ!」

[ 2019年7月22日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権 秋田大会決勝   秋田中央5―4明桜 ( 2019年7月21日    秋田県立 )

<明桜・秋田中央>決勝のサヨナラ打を放った斎藤(中)はナインに抱きしめられる(撮影・村上 大輔)
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 秋田中央(秋田)が延長11回サヨナラ勝ちで74年以来45年ぶりの甲子園を決めた。2死二塁から中越え適時二塁打を放った斎藤は「“抜けろ、抜けろ”と声を出して走っていた」と大興奮。3年連続決勝進出の明桜に追いつかれながらも振り切った。

 来年で創立100周年を迎える県内屈指の伝統校。今年4月から部員の丸刈りを禁止した佐藤幸彦監督は「主体性を持たないと勝てない」と語る。延長11回1死満塁では右飛で飛び出した二塁走者を封殺。三塁走者の生還が早かったが、野球規則7・10(d)によるアピール(アウトの置き換え)プレーを、選手が自主的に行い失点を防いだ。漫画「ドカベン」にも登場するプレーだ。

 「ベンチのみんなが僕より先に落ち着いて指示を出してくれた」と指揮官。昨夏は「金農旋風」が吹いたが、今夏は秋田中央が新風を起こす。 (柳原 直之)

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2019年7月22日のニュース