【群馬】高崎商、快勝発進 2回戦は指揮官の「恩師」率いる前橋商と対戦

[ 2019年7月9日 14:50 ]

第101回全国高校野球選手権 群馬大会1回戦   高崎商6―1大間々 ( 2019年7月9日 )

1回戦に勝利した高崎商・堤監督
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 12度目の夏の甲子園出場を目指す高崎商は、エース・橋本が7安打1失点で完投勝利。1回戦を快勝発進した。

 2回戦の相手は前橋商。堤悠輝監督(31)にとっては、公式戦で初めて「恩師」との対戦になる。

 「住吉先生は私の恩師。教員にならないか、と勧めてくれた。人生を変えてくれた人と戦えるのは幸せ」。堤監督は高崎商出身。その時の指揮官が、現在は前橋商を率いる住吉信篤監督だった。

 住吉監督のもとで3年時に主将も務めた堤監督は、「野球以外の部分でしっかりしないと成長しない、ということを先生には教わった」。

 堤監督は拓大に進学したが、高校時代から痛めていた右手首のケガが1年時に再発。野球のプレーを諦めざるを得なくなった。

 「目標がなくなっていた」という苦悩の時期に住吉監督のもとに相談に行き、「お前の持っているものを生徒に伝えたらどうだ?」と教員になることを勧められたという。

 利根商などで監督を務め、今年4月に母校の監督に就任。5月に前橋商と行った練習試合は7―2で勝利した。しかし相手にはプロ注目の最速144キロ左腕・井上がおり「その試合でも井上君からは打てなかった」

 2回戦では、その井上攻略が最大のカギ。堤監督は「あれだけの直球のスピードと変化球のキレがある。大きい打球は狙えない。自分たちのスイングを貫くことを徹底させたい」と力を込めた。

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2019年7月9日のニュース