【京都】林守監督 京都文教で夏初勝利 特進コース所属の“文武両道”近藤が1失点好投

[ 2019年7月9日 12:31 ]

第101回全国高校野球選手権 京都大会2回戦   京都文教3―2洛水 ( 2019年7月9日    わかさスタジアム京都 )

指揮を執る京都文教の林守監督
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 昨秋から指揮を執る林守監督が京都文教でうれしい夏初勝利を飾った。3年生で公式戦初先発の近藤が8回を7安打1失点の好投。チームで唯一の国公立大学への進学を目指す特進コースに所属し、勉強と部活の両立する姿を間近で見てきただけに「あの子をどうしても勝たせてあげたかったので、僕もうれしい」と自分のことのように喜んだ。

 智弁和歌山野球部部長、智弁学園監督を歴任。2002年の夏の甲子園では、智弁学園の監督として智弁和歌山と甲子園初の“兄弟対決”を演じた。過去2校に比べれば決して強豪校とは言えないが「とにかく強いチームと試合をして経験を積まそう」と全国の名門校と練習試合を実施。はじめは全く歯が立たなかったが、今夏は「ある程度力はついた」と手応えを持っている。

 今回は03年の智弁学園以来の監督就任で「ずっと続けていたら傲慢さがででしまうこともある。一からやり直す気持ちです」と覚悟を話す。指導者歴は30年を超える大ベテラン。第3の舞台である京都から、聖地を目指す。

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2019年7月9日のニュース