オリ山岡、7回零封で6勝目 松井雅と初コンビ「本当に良いリード」

[ 2019年7月9日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス2―0楽天 ( 2019年7月8日    きらやかスタジアム )

力投するオリックスの先発・山岡(撮影・木村 揚輔)
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 新たな引き出しで進化を証明した。オリックス・山岡が直球主体にスタイルチェンジし7回1安打無失点。二塁を踏ませず前半戦ラスト登板を6月8日以来の6勝目で飾り、プロ入り後、初登板した山形のお立ち台で喜びを表現した。

 「初めて松井さんと組んで、本当に良いリードをしてもらいました。これまで困ったら変化球に頼ることが多かったけど、松井さんが真っすぐを多く使ってくれて空振りを取れた。理想の投球です」

 中日からトレード移籍した松井雅と初めてコンビを組み“山岡と言えばスライダー”のイメージを覆した。最速149キロを計測した真っすぐでコーナーを丁寧に突き21アウトのうち、15個を真っすぐで奪った。西村監督も「松井と組ませて違った引き出しをという考えからね」と狙い通りの配球での快投に目を細めた。

 楽天戦は今季5試合登板で4勝目(1敗)で通算8勝のお得意様。「得意という感じはないですけどね、勝つことは良いことじゃないですか」と山岡。投球回も102回2/3とし新人の17年から3年連続で100イニング突破を果たした。「前半戦の最後の方は崩れたので、後半戦は最初から全力でいけるように」。投手陣を支える大黒柱が後半戦における逆襲のキーマンだ。(湯澤 涼)

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2019年7月9日のニュース