清宮 5日ぶりフリー打撃再開 OP戦出場 侍Jへ弾みつける

[ 2019年3月2日 05:30 ]

栗山監督が見守る中で、フリー打撃練習を行った清宮(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムの清宮幸太郎内野手(19)が1日、沖縄キャンプ中の先月24日以来、5日ぶりにフリー打撃を再開した。25日から疲労を考慮されて別メニュー調整が続いていたが、この日のフリー打撃では45スイングで3本の柵越えを放った。2日のDeNA戦にも先発出場する見込み。9、10日にメキシコと強化試合(京セラドーム)を行う侍ジャパン合流に向けても弾みをつける。

 札幌ドームに清宮の快音が何度も響き渡った。柵越えは3本にとどまったが、ライナー性の鋭い打球を連発。「まだまだって感じですけど、悪くはないかなと思います。(打撃練習の後半は)だんだん(タイミングが)合ってきたかな」と充実した表情で振り返った。

 守備練習や打撃練習を見守った栗山監督も「今日の動きを見ている限りは大丈夫そう」と、2日のDeNA戦からの実戦復帰にゴーサイン。実戦出場にメドがたったことで、侍ジャパンの一員として臨むメキシコ戦出場への懸念も払拭(ふっしょく)された。清宮も「ここしか調整期間はないので、そこ(侍ジャパン)に向けてやれることをやるだけ」と力を込めた。

 先月21日に24年パリ五輪で野球・ソフトボールが追加種目候補からの落選が決定。20年東京五輪出場を狙う清宮も「残念だなと思った」と落胆した。28年ロサンゼルス五輪で復活する可能性もあるが、「そう考えると次の東京五輪が大事。ひょっとしたら二度とないかもしれない。(東京五輪に出場する侍ジャパン入りの)チャンスをしっかりつかめれば」と来年の東京五輪出場へ意欲。今回の侍ジャパンの試合は2試合とアピールの機会は少ないが、限られたチャンスを生かすつもりだ。

 練習後は札幌市内で行われた激励会に参加。今年から応援大使を務める由仁町の松村諭町長から「人生初」という名刺を渡され、大喜びする場面もあった。まずは、今季初見参となる札幌ドームでのDeNA戦であいさつ代わりの一発を叩き込む。(東尾 洋樹)

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