マエケン完全救援 ドジャース最終戦で6連覇「鳥肌が立った」

[ 2018年10月3日 05:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース5―2ロッキーズ ( 2018年10月1日    ロサンゼルス )

優勝決定戦を制しシャンパンファイトで盛り上がる前田(右)(撮影・会津 智海)
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 ドジャースの西地区6連覇が懸かる163試合目でも、前田が輝いた。5―0の8回1死一塁、大歓声を受けてマウンドへ。「鳥肌が立ったし、気持ちも入った」。一昨年首位打者のラメーヒューを三ゴロ、ドールを空振り三振。大リーグ史上初めて同日にタイブレークが2試合開催されたこの日、3日間で2度目のシャンパンファイトにつなげた。

 8月中旬に守護神ジャンセンが不整脈で離脱。同12日、リリーフへの配置転換を命じられた。前田と1対1で話し合い「チームために犠牲になってくれ」と頼んだというデーブ・ロバーツ監督は「彼の働きぶりに脱帽する。彼が自分を犠牲にしてくれたことで私たちはここまで来られた」と感謝した。

 チームのために先発へのこだわりを一時封印する右腕は、カーショーら同僚選手から口々に「リスペクトしている」と賛辞を贈られている。「チームのために、という選手が全員。そこが強み」と前田。悲願の世界一へ、自身3年連続で挑むポストシーズンを見据えた。(奥田 秀樹通信員)

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2018年10月3日のニュース