JR東日本・西田 圧巻5者連続三振斬り!度胸でピンチ救った

[ 2018年7月20日 13:55 ]

第89回都市対抗野球大会第8日・2回戦   JR東日本(東京都)1―0新日鉄住金鹿島(鹿嶋市) ( 2018年7月20日    東京ドーム )

<JR東日本・新日鉄住金鹿島>試合後、ピンチを救ったJR東日本・西田(左)はナインにねぎらわれる (撮影・西川祐介)
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 7月10日に20歳になったばかり。JR東日本の西田光汰が圧巻の投球でチームをベスト8に進出させた。

 先発の板東湧悟(ゆうご)が7回途中まで見事な投球。しかし連打を許し2死一、三塁のピンチとなった。ここで堀井哲也監督(56)が動く。左打者の林にあえて右の西田をマウンドに送った。

 「西田は度胸がある。そこを買った」リードはわずか1点。林こそ四球で歩かせたが、次の代打安達を空振り三振。8回も三者三振、9回の先頭も三振と5者連続。そのまま9回を投げ切り「どんなもんだい」という表情でマウンドを下りた。

 「ぼくはピンチでも、いや逆にピンチの方が思い切って投げられます。先輩からニヤニヤして投げんなと怒られますが、元がこんな顔なんで」と大阪人らしく笑いも挟む。度胸満点な投球は大体大浪商の大先輩牛島和彦氏(本紙評論家)を連想させる。「少しでも近づけたらいいですね」と将来はプロを目指す。今春の米国キャンプではメッツで大活躍したドワイト・グッテン氏に「打者にアタックしろ」と言われ、これを常に頭に入れて投げている。田嶋(オリックス)が抜けても、板東、西田と若い楽しみな投手が続々と出現。JR東日本が頂点へのレールをしっかり走り始めた。

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2018年7月20日のニュース