【大分】明豊の“ダウンタウン”浜田&松本 守備でビッグプレー

[ 2018年7月20日 20:52 ]

第100回全国高校野球選手権記念 大分大会準々決勝   明豊7―5日田林工 ( 2018年7月20日    別大興産 )

相手投手に警戒され2四球を含む3打数無安打だった浜田太貴
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 明豊が誇る“ダウンタウン”が、攻守で光った。不動の「3番・右翼」の浜田太貴と、背番号「12」で「9番・中堅」の松本正太郎(3年)が今夏初めて、ともに先発でそろった。風が強く、向きが変わりやすかった準々決勝。“浜ちゃん”と“松っちゃん”は、1球ごとに守備位置を大声で確認し合うと、まずはビッグプレーが生まれた。

 1―1での1死一塁で浜田は、右前打を捕球後に三塁へノーバウンド送球し刺殺。浜ちゃんの、レーザービームでピンチを脱した。

 「浜田には事前に“ゴロで間を抜いてくる打者だから”と叫んでいた。右中間は浜田に任せていたし外野手で“ノリや勢いを出していこう”と言い合ってました。浜田の肩は、さすがでしたね」と松本は、相方を称えた。

 強肩で魅せた浜田だったが、打席では相手投手に警戒されて2四球を含む3打数無安打。一方の松本は右打席での快足で魅せた。6点リードの1死一塁。三塁手はゴロを正面で取って一塁送球も、駆け抜けた松本はセーフの判定。スタンドはざわついた。50メートル6秒0、同距離ではチームで2位の鬼足が生きた。

 「浜田の“浜”は、旧字体なんですけどね」と松本は言うが、トレーナーや仲間に、1年時の練習から「おい、ダウンタウン!」と3年生の外野手コンビはいじられるという。

 「浜田は大きい長打を狙えますが僕は長打はいらない。足を生かして、チームを勢いを付けたいです」と松本。毎年、個性が濃いメンツがそろう明豊。このまま、すべりそうもなく、順当に大分の頂点まで2勝と迫った。

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2018年7月20日のニュース