大谷、1カ月ぶり復帰戦は4の0、3三振 元西武左腕の前に沈黙 チームも連敗

[ 2018年7月4日 13:36 ]

ア・リーグ   エンゼルス1―4マリナーズ ( 2018年7月3日    シアトル )

「6番・DH」で戦列復帰したエンゼルスの大谷(右)。4回、ソロ本塁打のシモンズを出迎える(AP)
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 右肘の内側側副靱帯(じんたい)損傷で故障者リスト(DL)に入っていた米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(23)が3日(日本時間4日)、敵地シアトルで行われたマリナーズ戦に「6番・DH」で戦列復帰。3三振を喫するなど4打数無安打だった。チームは1−4で敗れて連敗、大谷の復帰戦を勝利で飾ることはできなかった。

 6月4日(同5日)のロイヤルズ戦以来、打者では約1カ月ぶりの出場となった大谷。15年にプロ野球西武に在籍していた左腕・ルブランを相手に、復帰後初打席となった2回の先頭での第1打席は、外角低めの変化球に手が出ず見逃し三振、4回1死の第2打席は初球を叩き左邪飛、7回1死の第3打席は見逃し三振に打ち取られた。

 9回2死、走者なしの場面で回った第4打席は、マリナーズの守護神右腕・ディアスと対戦。1ボール、2ストライクから低めのスライダーにバットが空を切り、空振り三振。快音は聞かれなかった。

 試合は、エンゼルスの先発・ヒーニーが初回に2四球と2本の長打を浴びて3失点。8回には2番手・ラミレスがソロ本塁打を被弾し、リードを広げられた。打線もふるわず4回のシモンズの左越えソロによる1点のみだった。

 大谷は先発登板した6月6日のロイヤルズ戦で、右手中指のマメが悪化したため4回で降板。その後、右肘に張りが出たため同7日に「PRP(多血小板血しょう)注射」を受け、同8日に右肘の内側側副じん帯損傷のためDL入りした。同28日の検査を経てじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を回避することが決定。即、両手での打撃練習を再開し、同30日と今月1日にはマイナーの投手相手に実戦形式の打撃練習を行っていた。

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