ソフトB 日本一奪還へ新兵器 疲労回復を図る 日本S終了までヤフオクDに設置

[ 2017年10月15日 17:28 ]

全身冷却療法の装置に入る松田
Photo By 提供写真

 日本一奪還へ、ソフトバンクが新兵器を導入した。気化させた氷点下180度の液体窒素を全身に当て、急激に冷やし疲労回復を図る全身冷却療法「ホールボディクライオセラピー」だ。13日から最大で日本シリーズ終了までヤフオクドームに設置する。

 短時間で効果が望めるクライオセラピーに入る時間はわずか2〜3分。全身を冷却し血流を促進させることで老廃物を循環させ、高いリカバリー効果が得られる。最近はアンチエイジングなど、美容分野でも注目を浴びている。

 欧米では広く浸透した疲労回復法で、メジャーでもドジャースなどが設置。日本代表FW岡崎が所属する英プレミアリーグのレスターにも可動式のものがあり、バロンドール4度獲得のC・ロナウド(Rマドリード)も自宅に保有している。国内では国立スポーツ科学センター(JISS)にあり、14年の仁がイン「川がチョン「アジア大会では日本代表のマルチサポートハウスにも導入された。

 導入初日の13日には松田やバンデンハークら約10選手が使用。松田は40秒しか耐えられなかったというが、「すっきりした。最高の環境で野球をやらせてもらっているので感謝しないといけないし、結果で恩返しがしたい」と話した。ソフトバンクが“超回復”で天下獲りに挑む。

 ▽クライオセラピー(cry0 therapy)cry0=冷やす、therapy=療法を合わせたもの。今回ソフトバンクが導入したのはサラヤ株式会社の「クライオシャワー」で初の国産製品。1台の定価は1000万円。

続きを表示

2017年10月15日のニュース