西武・雄星 先人から学ぶ謙虚な姿勢 西郷どんの忠臣にも感銘

[ 2017年10月15日 08:10 ]

パ・リーグCSファーストS第1戦   西武10―0楽天 ( 2017年10月14日    メットライフドーム )

<西・楽>完封勝利を挙げウイニングボールをジャンプして受け取る菊池
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 読書が趣味の西武・菊池が最近心に残った一冊が歴史小説「武士の碑」(著・伊東潤)だ。幼少の頃に指導を受けた西郷隆盛に最後まで寄り添い、西南戦争で戦死した明治時代の薩摩武士・村田新八の活躍を描いた作品。「村田新八が尊敬する西郷隆盛に忠義を尽くす姿勢が凄いんですよね」と感銘を受けた。

 26歳の菊池が大人びて見えるのは、先人たちの生きざまから学ぶ謙虚な姿勢があるからだと思う。球界を代表する左腕に成長したが、周囲への感謝の気持ちは忘れない。「僕が今こうやってプレーできるのも今まで支えてくれた仲間、指導者の方のおかげなので。その人たちのためにも感謝の思いをプレーで出さないといけない」。活躍が恩返しになる。大舞台でも一球一球に魂を込めて投げ込む。(西武担当・平尾 類)

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