大和 鳥谷と強力タッグ!二塁一本で勝負の1年

[ 2016年12月14日 08:00 ]

初めて暴力団追放運動支援自動販売機から飲み物を買う大和
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 異国の地で、二遊間コンビの予行演習だ。阪神の大和外野手(29)が、今オフは鳥谷とハワイで合同自主トレすることが13日、分かった。

 昨オフは故郷の鹿児島県や熊本県内のトレーニング施設で自主トレしたが、今回は遊撃の定位置奪回を狙う鳥谷からの誘いに、迷うことなく即決。ともに守備の名手が、常夏の地で切磋琢磨(せっさたくま)する。同じ内野手の森越も加え、期間は来年1月上旬から約10日間を予定しているという。

 決意の表れとも言える決断だった。シーズン終了後に来季に向け「外野はやらないよ。内野1本でいく。(定位置は)二塁しかないでしょう」と明言し、サバイバルに挑む覚悟を示した。今季は二塁で42試合に先発出場。14年には中堅手としてゴールデングラブ賞を獲得するなど内外野ともに高い守備力を誇りチーム随一のユーティリティーと言ってもいいが、大和自身は「便利屋」で終わるつもりは毛頭ない。

 昨オフにも今季の内野一本勝負を宣言。打撃好調で4月下旬から二塁と中堅併用での先発出場が続いたが、打力低下とともに先発から外れた。来季の二塁奪取には守備面の安定はもちろん、打力向上が大きな鍵を握っており、現在は両打ちにも挑戦している。

 「初めてなので感覚を確かめながらですけど、だいぶ左打席の違和感はなくなってきている。(来年)2月1日に、ある程度実戦でも使えるところを見せられるように、練習量を増やしていく。右の倍ぐらいの量は振りこむ」

 打って、守って―。頼もしい先輩と汗を流し、ともに開幕スタメンの座をつかみにいく。

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2016年12月14日のニュース