“しくじり先生”福谷の特別授業「自分は変えられる」

[ 2016年12月14日 06:20 ]

小牧市立米野小学校で、子どもたちに体験談を話す中日・福谷
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 中日の福谷浩司投手(25)が13日、愛知県小牧市内の米野小学校で、JFAプロジェクト「夢の教室」に参加した。5年生に対して特別授業を実施し「極秘ノート」を披露しながら自身を“しくじり先生”に見立て、苦難を乗り越える方法を伝授した。

 「自分は変えられる。これが一番のテーマ」。教室で黒板を前に手にしたのは、チーム関係者はもちろん、新妻にも見せたことがないという門外不出の日記だった。ドラフト1位で入団も春季キャンプで右内転筋を故障し、ほとんど投げられなかった1年目。自信をなくしたときに「何かできないか」と書き始め、今も続けていることも明かした。2年目以降は大きな故障もなく、リリーフとして3年連続40試合以上に登板した。

 「内容は、きょうしたこと。あしたすること。そして最後に宣言。ぼくは“絶対ケガしない”と書きました。2年目からケガしなくなったのは、日記のおかげ」

 力説したのは、日記を書くことではなく自分を変える努力の大切さ。教壇で、自身も再認識した右腕は、さらなる進化で来季こそ優勝の2文字を「福谷日記」に書き加える。(水口 隆博)

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2016年12月14日のニュース