清原被告更生プログラム 高野山住職が疑問視、一方で受け入れの声も

[ 2016年5月19日 10:27 ]

昨年5月、「お遍路」として四国を歩いた清原被告だが…

 覚せい剤取締法違反罪に問われている元プロ野球選手の清原和博被告(48)が更生する手段の一つとして、支援者から高野山(和歌山県)で修行させるプランが持ち上がっている。しかし、高野山のある寺院の住職は「清原被告はこれまで周囲から持ち上げられてきた人。修行には耐えられないと思う」と話した。

 同所では午前5時半に起床し、食事の用意、風呂や部屋の掃除など雑務をこなして午後11時に就寝する。「先輩の僧侶の指示には従わなければならない」という不文律もある。修行僧は寺の宿泊者の世話をするなど参拝客の目に触れる機会も多く、「入れ墨が入っている時点で多くの寺院が受け入れを拒否するのでは」とも語った。

 一方、清原被告の身元引受人として名前が挙がっていた高野山真言宗最福寺(鹿児島県)の池口恵観法主(79)は「修行をするというのであれば、覚醒剤が抜けるまで住み込みで面倒を見る」と強調した。入れ墨についても「消さなくても問題ない」とし、改めて受け入れに前向きな姿勢をみせた。

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2016年5月19日のニュース