オリ止まらん“9連打”則本撃ち2回2死からヒットパレード

[ 2016年5月19日 05:30 ]

<楽・オ>3回無死一塁、糸井が中前安打を放つ

パ・リーグ オリックス10-2楽天

(5月18日 盛岡)
 信じられない光景だ。楽天のエース則本相手にオリックスの連打の嵐が止まらない、止まらない。ご当地・岩手名物の「わんこそば」さながらに、オリックス打線が安打のおかわり。2、3回にまたがって、何とスタメン9人全員の安打がつながった。

 T―岡田の右中間4号ソロで先制した2回。2死からヒットパレードが始まった。ブランコが中前打で出塁。右膝を痛めており全速力では走れないが、伊藤の中前打、駿太の右前打で満塁。ここで西野が右前へ、ブランコが歩いて生還できる2点打を放った。「2死からみんながつないだチャンスでしたから」と喜んだ西野。続く一、三塁での重盗失敗で攻撃が途切れたが、3回も流れは変わらなかった。

 安達の左前打、糸井の中前打で一、二塁。ここからモレル(中前打)、T―岡田(右前打)、小谷野(右前打)と適時打が3本続いた。全て単打での9者連続安打。回をまたいだため参考記録扱いながら、オリックス(対広島)とロッテ(対ヤクルト)が同じ10年6月7日に樹立した連続打者安打のプロ野球記録「10」に迫る勢いだった。

 4安打の糸井は「よう打ったね。ソフトバンクみたいやね」と高笑い。福良監督も「打撃コーチとスコアラーのおかげ。あれぐらいコンパクトに振っていかないと」とご満悦だ。今季最多の18安打で、今季初の2桁得点。12球団最低得点の貧打を忘れさせる瞬間風速だった。(鶴崎 唯史)

続きを表示

2016年5月19日のニュース