阪神・原口「サヨナラやりました!」 育成経験コンビが大活躍

[ 2016年5月19日 22:08 ]

<神・中>お立ち台でマイクを手に絶叫する原口

セ・リーグ 阪神―中日

(5月19日 甲子園)
 育成からはい上がった男、プロ7年目の阪神・原口がプロ初のサヨナラ打で接戦にけりをつけた。

 同点の9回1死満塁で中日・又吉から中越え打。ナインの歓喜の輪の中で、びしょ濡れになったヒーローは「サヨナラやりました!最高でーす!しびれるくらいの展開。必死のパッチで打ちました」とお立ち台で声を張り上げた。

 金本監督が掲げる「超変革」の象徴。今季途中に育成枠から支配下登録された。バッテリーを組み、8回の1イニングを無失点に抑えたプロ初登板の田面(たなぼ)も育成枠から再び支配下登録を勝ち取った仲間だ。

 「2人で苦い経験を味わったがサインも(呼吸が)合って攻めていった。本当にいい経験ができた6年間。1軍の舞台で生かしていきたい」とまだまだ満足はしてない。

 金本監督は開口一番、「しんどかったですね」と振り返りつつも「(原口と)しっかり抱き合いました。3―1のカウントになって押し出しかなと思ったけど、まさかで決めてくれました」。チームは2連勝で貯金1とした。

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