久保田バースデー弾で3打点!国学院大V王手

[ 2016年5月19日 05:30 ]

8回に右翼線へ勝ち越しの適時二塁打を放つ国学院大・久保田

東都大学野球第7週第1日 国学院大3―2東洋大

(5月18日 神宮)
 1回戦2試合が行われた。11季ぶり2度目の優勝を狙う国学院大は、主将の久保田昌也外野手(4年)が先制ソロなどで全3打点を挙げ、3―2で東洋大に先勝。19日の2回戦で勝てば勝ち点5の完全優勝が決まる。東洋大は優勝の可能性が消滅した。中大は10―3で専大を下し開幕からの連敗を8で止めた。

 予告通りのバースデー弾で優勝に王手をかけた。初回2死。スタンドから誕生日ソングが響く中で打席に入った久保田は、右翼席へ先制の2号ソロ。22歳になった主砲は「こんな誕生日は初めて。気持ち良かったです」と爽やかに笑った。

 前夜。「コーチが怒っている」と聞いてミーティング室に行くと、突然電気が消えて同僚によるサプライズパーティーが始まった。誕生日ケーキのデコレーションは「夢へと続く道」の文字。感激した久保田は「バースデーアーチを打ちます」と宣言していた。2―2の8回は右翼線へ決勝の適時二塁打も放った。

 鳥山泰孝監督は序盤の逸機の際、「しぶとく戦っていかないと優勝はないぞ」と今季初めて「優勝」の言葉を使ってナインを鼓舞。指揮官は「明日は23歳の誕生日にならないかな」と冗談めかして主将を称え、「優勝と向き合って戦いたい」と気を引き締めた。(青木 貴紀)

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2016年5月19日のニュース