オリックス新外国人モレル4番へ前進 安打連発「マートンみたい」

[ 2016年2月28日 08:00 ]

<オ・西>1回1死三塁、モレルはバットを折りながら中前適時打を放つ

練習試合 オリックス2―1西武

(2月27日 清武)
 オリックスの新外国人モレルが、外国人による4番争いで大前進した。西武との練習試合に4番DHで出場すると、初回1死三塁で岸から中前適時打。3回にも守護神候補の高橋朋から遊撃強襲の左前打を放った。実戦初出場となった25日の韓国・斗山戦での2安打に続くマルチ安打。これで4打数4安打2打点という活躍だ。

 一線級の投手からの快打だけに、首脳陣の評価もグンとアップ。福良監督は4番に長打力を求めていたが、「今のままでいい。色んなタイプの4番がいるから」と安定感を評価。さらに高橋打撃コーチも「モレルは本当にいい。長打もいずれ出るよ」と予言した。ブランコやT―岡田も候補に名乗り出ていた4番争いで、一歩リードした形だ。

 本人は「自分も相手投手も、まだまだ早い時期。タイミングを合わせることが大事」と涼しい顔だが、選手の間では癖のない打撃フォームが「マートンみたい」との声も上がっており、来日1年目で214安打した虎のヒットマンの再来を期待する声もある。喜怒哀楽を顔に出さず、常にポーカーフェースのモレルだが、周囲は騒がしくなってきた。

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2016年2月28日のニュース