メッセ完璧!開幕へ万全「自分が開幕投手であるべきだと思っている」

[ 2016年2月28日 06:45 ]

<阪神・サムスン>練習試合で好投したメッセンジャーは笑顔で帰りの車に乗り込む

練習試合 阪神2―0韓国・サムスン

(2月27日 宜野座)
 開幕投手を務めることが決定的な阪神のメッセンジャーが韓国・サムスン戦に2番手として登板し、2回無安打無失点と、大役を担う自覚十分の快投を見せつけた。

 「感じが良かった。しっかりと投げたいところに投げられたのが大きい。アドレナリン、気持ちをコントロールできたのも良かったね。球速は気にしていないが、コントロールが一番大事だね」

 沖縄には似つかない曇天で、肌寒ささえ感じた中、助っ人右腕の背中だけは熱かった。3回からマウンドに上がり簡単に2死を奪うと、1番の具ジャウクには150キロの直球を連発して追い込み、最後は141キロのフォークで空振り三振。わずか9球で三者凡退に片付けた。

 完全にエンジンがあたたまると、もう相手打者は為す術はなかった。4回も1死から中軸の朴漢伊、崔炯宇を直球で2者連続の見逃し三振。2回パーフェクトと韓国王者に格の違いを見せつけた右腕に金本監督も「もう完ぺきだよね。文句無し」と賛辞を送った。

 「キャンプでは(開幕投手へ)アピールしないといけない。それができた。今でも自分が開幕投手であるべきだと思っている。自分が決めることではないけど、アピールできたと思っている」

 2年連続3度目となる開幕投手へ、背番号54の自信は揺らぐことはない。次回は3月4日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で先発予定。「3・25」だけを見据えて、ギアを上げていく。(遠藤 礼)

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2016年2月28日のニュース