代理人示唆 通算143勝の左腕リーが現役引退へ 昨季は故障で全休

[ 2016年2月24日 12:07 ]

クリフ・リー投手 (AP)

 今オフにフィリーズからフリーエージェント(FA)となっているクリフ・リー投手(37)が現役引退の方向に傾いている。

 リーの代理人が米国のFOXスポーツに明かしたところによると、各球団の春季キャンプがすでに始まっている現時点で、同投手にこれ以上のプレーを期待していないとのこと。2014年のシーズン途中に左肘の腱を痛め、昨季は全休。球団のオプションだった今季の契約はフィリーズに破棄され、新たな活躍の場を求めていたが、どうやらこのままユニホームを脱ぐことになりそうだ。

 2000年にドラフト4巡目(全体105位)でエクスポズ(現ナショナルズ)から指名されたリーは、インディアンスへ移籍した02年にメジャーデビュー。04年から先発ローテーションに定着すると、08年には22勝を挙げて最多勝を獲得。同年は防御率2・54で最優秀防御率のタイトルも手中に収め、さらに、サイ・ヤング賞も受賞した。

 その後は、09年途中にフィリーズへ移籍。10年はマリナーズ、レンジャーズの2球団を渡り歩くと、11年からはフィリーズへ復帰した。メジャー13年間の通算成績は328試合に登板して、143勝91敗、防御率3・52。

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