清原容疑者、禁断症状なし…食欲十分、自身の報道には無関心

[ 2016年2月24日 05:35 ]

覚せい剤使用の容疑で再逮捕された清原和博容疑者

 警視庁は23日、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで、元プロ野球選手の清原和博容疑者(48)を再逮捕した。引き続き詳しい入手経路などを調べる。警視庁によると、「間違いありません」と容疑を認めている。

 再逮捕容疑は、1月中旬から所持容疑で現行犯逮捕された2月2日までの間、東京都内などで覚せい剤を使用した疑い。

 清原容疑者はこれまでの調べに、所持容疑を認めた上で「腕に注射したり、ガラスパイプであぶって吸ったりしていた」と使用も認める供述をし、尿鑑定で陽性反応が出ていた。

 また23日、警視庁が2日夜に東京都港区の自宅マンションを家宅捜索し押収したパイプから、覚せい剤約0・15グラムが見つかり、押収量が0・203グラムとなったことも分かった。警視庁は昨年夏以降、清原容疑者の立ち回り先のホテルや自宅の遺留物から、5回前後覚せい剤成分を検出していた。

 再逮捕の勾留は期限いっぱいの20日間になるとみられ、使用容疑での起訴は3月中旬。捜査関係者によると、清原容疑者は留置所内で食事を残さず取っており、薬物が切れたことによる禁断症状も出ていない。一方で精神的に落ち込んでおり、自身の逮捕に関する報道内容について聞かされても無関心な様子を示しているという。

 東京地検は23日、自宅マンションで覚せい剤を所持したとして清原容疑者を起訴した。

 ▼元東京地検検事の大沢孝征弁護士 再逮捕の狙いは密売ルートの徹底解明。同じルートに、ほかにどんな人間が絡んでいるのか、などの調べを進めることになる。勾留は期限いっぱいの20日間と思われるが裁判所が延長を認めない場合は、譲り受け容疑で再逮捕することも考えられる。長い期間、取り調べることによって、取り調べる側と清原容疑者に人間関係ができ、ポロリと重要なことをしゃべることもある。

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2016年2月24日のニュース