オコエ先輩「凄いッス」 関東第一センバツ当確V ドラフト候補を攻略

[ 2015年11月10日 05:30 ]

<二松学舎大付・関東第一>2年ぶり4度目の優勝を決め歓喜の輪をつくる関東第一ナイン

秋季高校野球東京大会決勝 関東第一4―3二松学舎大付

(11月9日 神宮)
 秋季高校野球東京大会は9日、神宮球場で決勝が行われ、関東第一が二松学舎大付を4―3で下して2年ぶり4度目の優勝を飾った。終盤に二松学舎大付の来秋ドラフト候補左腕・大江竜聖投手(2年)を攻めて逆転勝ち。2季連続甲子園出場が確実となった。13日開幕の明治神宮大会では初戦で札幌第一(北海道)と対戦する。

 関東第一ナインが泥だらけのユニホームで喜び合う。全国4強入りした夏に続く甲子園出場に当確ランプ。夏の中心選手で楽天からドラフト1位指名されたオコエは、しぶとくつかんだ1勝を記者席から見守り「(新チームは)打てないから正直ナメてた。凄いッスね」と、たくましい後輩たちに目を見張った。

 2点を追う8回に山室の左越え適時二塁打で同点。9回には遊撃内野安打と盗塁などで1死二、三塁とし、途中出場の9番・石塚が地面に強く叩きつけた内野ゴロで勝ち越した。「フライはダメと。絶対転がそうと思っていた」と胸を張った。

 好投手・大江対策として、雨天中止となった前日はマシンで140キロの速球を見送り、目を慣れさせた。この日も朝7時から打撃練習。米沢貴光監督は「前の代より我慢強さは上」と目を細めていた。 (松井 いつき)

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2015年11月10日のニュース