巨人の監督責任問われ久保社長「心からおわび」と陳謝

[ 2015年11月10日 23:03 ]

 日本野球機構(NPB)が下した裁定は巨人の監督責任にも及んだ。10日、東京都内の読売新聞本社で記者会見した久保博球団社長は「プロ野球ファンの皆さん、ならびに関係者の皆さんに心からおわびしたい」と陳謝し、頭を下げた。

 9日に原沢敦球団代表が引責辞任した。その監督者である桃井恒和球団会長、久保社長は責任を取り、役員報酬の50%を期限を定めずに返上する。白石興二郎オーナー、渡辺恒雄球団最高顧問は自主的に役員報酬の全額を2カ月間返上することも発表された。

 一部の選手は球場内のロッカールームでカードゲームに興じるなど日常的に賭け事が行われていた。久保社長は「監督責任、球団全体の責任であると認定されたので、その重さは痛感している」と話し、再発防止に取り組む考えを示した。

 球界の盟主として歩んできた歴史に大きな汚点を残す不祥事。「巨人の誇りを取り戻し、信頼回復するには非常に長い時間がかかると思う。選手、チーム、フロントが一体となって、高い倫理観を持って野球に取り組む姿勢を形にしていくことが必要」と話した。

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2015年11月10日のニュース