山本昌 50歳で現役ラスト登板、7日先発で最年長記録さらに更新

[ 2015年10月6日 15:37 ]

7日の広島戦で現役最後のマウンドに臨む中日・山本昌

 7日の予告先発が発表され、マツダスタジアムでの広島―中日最終戦のマウンドに引退を発表した山本昌投手(50)が立つことになった。広島はクライマックスシリーズ(CS)進出を懸けて前田健が先発する。

 8月11日に50歳の誕生日を迎えた山本昌は打者1人に投げれば、自らの持つ最年長登板記録を50歳の大台で達成、32年の現役生活を締めくくるマウンドとなる。今季は8月9日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)に1試合だけ先発登板してわずか22球で左手中指を痛めて降板した。

 5日の練習で山本昌は、靱帯(じんたい)を痛めている左人さし指は決して思わしくなくても「精いっぱい投げたい」と前向きだった。

 山本昌は1984年に神奈川・日大藤沢高からドラフト5位で中日に入団。最多勝に3度輝き、94年には沢村賞を受賞。2006年にノーヒットノーラン、08年には通算200勝を史上最年長で達成した。昨年9月には49歳25日で白星を挙げ、プロ野球の最年長勝利をマークした。通算成績は219勝165敗5セーブ。

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