現役に涙で別れ…小山伸「夢の続きは二人の息子に」永井「応援していく」

[ 2015年10月6日 23:15 ]

<楽・ロ>9回、小山伸はスタンドの声援に応える

パ・リーグ 楽天3―9ロッテ

(10月6日 コボスタ宮城)
 今季シーズン最終戦後に楽天の小山伸一郎投手(37)と永井怜投手(31)が引退セレモニーが行われた。ナインの手によって19年目の小山伸、9年目の永井の順で5度ずつ宙に舞った。

 投手陣のまとめ役として13年の日本一にに貢献した小山伸は「無償トレードというクビ同然の扱いで(楽天に)入った。当時はどうなるかと思ったが、日本一になれた」とファンに感謝。右肩痛で今年4月に手術を受け、今季はこの日が初登板。9回に代打・高浜に右中間二塁打を浴びて2球で降板し「きょう見てもらったように無理でした」とし「夢の続きは二人の息子に託したい」と号泣しながらあいさつした。

 永井は09、10年と2年連続2桁勝利をマークするなど、岩隈、田中とともに先発3本柱として活躍。その後は右肩痛に悩まされ、今季はこの日が1軍初登板で東洋大の後輩・清田を空振り三振に打ち取った。「本当は復活した姿を見せたかった。それが一番の悔いです」としながらも「これからはイーグルスのファンとして応援していきたい」と涙ながらに別れを告げた。

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