王さん「大変名誉な話」 元プロ初!今夏甲子園開幕戦で始球式

[ 2015年5月30日 05:55 ]

記者の質問に笑顔で答える王会長

 日本高野連は29日、今夏で大会創設100年を迎える全国選手権大会の開会式(8月6日)後の始球式を、1957年春に早実(東京)を優勝に導き、プロ入り後も通算868本塁打の世界記録を打ち立てた王貞治ソフトバンク球団会長(75)が行うと発表した。

 王氏は早実1年の56年夏から4季連続で甲子園に出場。2年春にはエースとして3試合連続完封を果たすなど優勝に貢献した。同年夏は2回戦の寝屋川(大阪)戦で延長11回の末ノーヒットノーランを達成。プロでは巨人で活躍し、現役引退後は巨人、ダイエー(現ソフトバンク)の監督を歴任し、06年WBCでは日本代表を初代王者に導いた。この日、ヤフオクドームで取材に応じた王氏は「大変名誉な話なので、ちゃんと捕手に球が届けばいいなと思っている。甲子園に出た時の気持ちは特別なもので青春の良い思い出」と話した。

 高野連によると、プロ野球経験者が春夏の甲子園大会で始球式を務めるのは初めて。竹中雅彦事務局長(60)は「高校野球100年を飾るのにふさわしい人。野球振興に大いに貢献され、この方しかいない」と依頼理由を説明した。

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