菅野1失点完投勝利!監督の大記録をアシスト「携われてうれしい」

[ 2015年5月26日 21:32 ]

<巨・西>笑顔を見せる菅野(左)と坂本

交流戦 巨人11―1西武

(5月26日 郡山)
 昨年の交流戦の覇者・巨人が今年も幸先のよいスタートを切った。

 2回に相手守備の乱れから1点を先制した巨人は3回、坂本の2試合連続となる左越え3号2ランで打線に火がつき、その後は長野と阿部にそれぞれ2ランが飛び出すなど7回まで5イニング連続でスコアボードに「2」が並んだ。

 投げては前回登板した19日の阪神戦でプロ初完封をマークした菅野が7安打1失点で完投勝利。チームメートの高木勇に並ぶリーグトップの6勝目を手にし、この日の勝利で通算900勝を挙げた原監督に花を添えた。

 13安打11得点という猛攻の口火を切った坂本はこの試合で4安打5打点と大当たり。「今まで全然結果が出ていなかったのでよかった」と安どの表情を見せる坂本は「いい風が吹いていたのと郡山のファンの声援が後押ししてくれた」と3回の一発を振り返り、球場からは大きな拍手が沸き起こった。

 9回に3連打を浴びて惜しくも2試合連続の完封勝利とはならなかった菅野は「(完封を)意識して、強い気持ちを持って9回のマウンドに上がったのに…悔しいです」と心情を吐露した。それでも原監督の800勝目にも白星を挙げているエースは再び指揮官の節目での勝利に「そういう記録に携われてうれしいですし、これからも勝利に貢献したい」と力強くコメント。伯父の大記録をアシストした122球。冴えなかった表情は明るくなり、その時だけは投手・菅野から甥・菅野に見えた。

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