古巣移籍、薬物渦のハミルトンがメジャー復帰「緊張した」

[ 2015年5月26日 16:19 ]

レンジャーズのジョシュ・ハミルトン外野手 (AP)

ア・リーグ レンジャーズ10―8インディアンス

(5月25日 クリーブランド)
 4月にエンゼルスから古巣レンジャーズにトレードされたジョシュ・ハミルトン外野手(34)が25日のインディアンス戦で今季メジャー初出場を果した。

 ハミルトンはアルコールや薬物依存症の過去があり、オフにコカインの使用を告白。出場停止処分は免れたが、2月に右肩を手術し、開幕から故障者リストに入っていた。

 レンジャーズの3A傘下、ラウンドロックでの調整を終えたハミルトンは「5番・左翼」で先発出場。昨年10月以来のメジャー復帰となったが、初回の第1打席で空振りの三振に倒れると、その後も快音は聞かれずに3打数無安打2三振という結果に終わった。

 08年に打点王、10年にはリーグMVPと首位打者を獲得しているハミルトンだが、「第1打席は緊張したよ」と試合後に語るなど、確固とした実績を残しても、やはり紆余曲折を経ての復帰戦では神経質になったようだ。

 それでも「第2打席以降は徐々にエネルギーを感じるようになった」というハミルトンは「肉体的にも精神的にも問題はない。レンジャーズの選手はみな自信に満ちあふれているが、そういう選手と共にプレーすることが自分は好きだ。一緒に試合を楽しみたいね」と充実の表情を見せていた。

 3安打3打点でこの日の勝利に貢献した主軸のフィルダーは「実績のある選手が打線に加わった。彼は家族の一員のようなものだよ」とハミルトンを歓迎。チームの連勝を6に伸ばして上機嫌のバニスター監督も「笑顔が見られたし、やる気も感じられた。メジャー復帰戦は悪くはなかったよ」とコメントを残した。

続きを表示

この記事のフォト

2015年5月26日のニュース