涌井「一番いい」来季開幕戦で横浜高先輩・松坂と投げ合い熱望

[ 2014年12月9日 07:51 ]

涌井は「開幕狙う」とキッパリ

 ロッテ・涌井が大先輩・松坂との対戦を熱望した。03年度に卒業した横浜高の1年先輩で、10年から5年連続でロッテの開幕投手を務めた成瀬がFAでヤクルトへ移籍。この日、その代役に名乗りを上げるとともに、こう話した。

 「自分が開幕投手になって、松坂さんにも開幕戦で投げてもらうのが一番いい。憧れの人と投げ合って勝てれば、自分にとって自信になる。そこは先輩とか後輩は関係ないですから」。日本一のソフトバンクとの開幕戦。投げ合う相手には横浜高(98年度卒)と西武の先輩で、9年ぶりに日本球界に復帰する松坂を指名した。

 相手にとって不足はない。松坂は母校の偉大な先輩であると同時に、兄のような存在だった。西武時代はもちろん、メジャーに戦いの場を移してからもオフになれば食事やゴルフで交流を深め、「いつも心配して気に掛けてもらっていた」。ソフトバンク入団が決まってからは、同じリーグでプレーできる喜びが日増しに大きくなっている。

 この日、QVCマリンフィールドで移籍後初の契約更改交渉に臨んだ。2年契約のため現状維持の年俸2億2000万円でサインしたが、8勝12敗という成績は納得できるものではない。「来季は自分が柱になっていくつもり。開幕投手を狙っている人もいるだろうけど、譲りたくない」。西武では08年から5年連続で開幕投手の大役を務め、10年は成瀬との「横浜高対決」で完勝した。ハマの仁義なき戦いに向け、気持ちは既に3・27福岡決戦に向けられている。

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2014年12月9日のニュース