IOC理事「提案されれば確実に入る」 野球とソフトボール復活は既定路線

[ 2014年12月9日 05:30 ]

IOCの臨時総会であいさつするバッハ会長(AP)
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 IOCは8日の臨時総会で、「アジェンダ2020」を討議。夏季五輪で最大28と定める競技数の枠を撤廃し、開催都市が複数の種目追加を提案できる権利が承認された。

 野球・ソフトボールの20年東京五輪での実施は、IOC内でも既定路線。アイルランドのヒッキー理事は「野球・ソフトボールは東京から提案されれば、確実に入るだろう」と話した。

 臨時総会には104人のIOC委員のうち96人が出席し、一項目ずつ挙手で採決された。競技数の上限撤廃は五輪憲章の改正を伴うため、委員の3分の2の賛同が必要だったが、無事にクリア。実施競技の改革は「競技」ではなく、「種目」が基準。上限を約310種目、参加選手約1万500人と設定して種目の入れ替えを促進するが、バッハ会長は財政面や運営上の問題を解決できれば、「1万500人を超えてもよい」とした。

 今後は来年2月までにIOCに提出する大会開催基本計画の中で、追加種目について何らかの見解が示される方針。早ければ来年7月のIOC総会(クアラルンプール)で追加種目が決まる。

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