阪神ドラ2石崎 ビッグになる!ビートたけし所有“超高級車”「乗りたい」

[ 2014年12月9日 05:30 ]

背番30のユニホームに袖を通す石崎

 阪神の新入団会見が8日、大阪市内のホテルで行われ、今秋のドラフト会議で指名された5選手がプロ野球人生の第一歩を踏み出した。晴れの舞台でもっともビッグな夢を語ったのが、ドラフト2位の石崎剛投手(24=新日鉄住金鹿島)だ。ビートたけしも所有するという“超高級車”ブガッティ・ヴェイロンを購入できるほどの活躍を誓っていた。

 かつて入団会見でこんな夢を語った選手がいただろうか。車好きの石崎が目標にたてたのは超高級車を購入するほどの活躍だった。カッコいい外国産車を乗り回すのは一流選手のステータスでもあり、成功するモチベーションにしても何ら不思議ではない。

 「車は好きなので。いい車、乗りたいですね。究極はブガッティ・ヴェイロンですね。めちゃくちゃ高くて、2億円くらいするんです。ホント究極ですけど。でも、乗れるくらいに頑張りたいです」

 高校時代から車好きで、趣味は洗車だというほどだ。現在は国産車のトヨタ・アリストが愛車。05年以降、新車は販売されていないが、当時から若い世代に人気の高級セダンだ。「休みの日は洗車してよく1人でドライブに行ったりもします」とニヤニヤと話す。この日の会見場だった高級ホテルの駐車場にもランボルギーニやフェラーリなど高級外車が並び、胸をときめかせていた。

 その中でも、一番のあこがれだという世界屈指のスポーツカー、ブガッティ・ヴェイロン…。購入には代理店審査もあるといい、その額おおよそ1億7900万円。雑誌やインターネットで眺めるばかりだが、「世界でも限定で日本でも数台しかないらしいんです。ビートたけしさんも乗っているんです」とその価値を口にした。

 まずは甲子園のリリーフカーから、その『夢』を実現できるような偉大な投手になってみせる。初めて袖を通したタテジマがよく似合った。背番号は、JFKの系譜を引き継ぐ30。「この番号はすごく嬉しかった」。目標に挙げる藤川球児が入団当初の99年~01年に、03年~14年は久保田智之が背負った誇りある番号だ。「久保田さんは球界を代表する投手の方なので、続けるように頑張りたい。自慢の真っすぐと度胸のあるピッチングスタイルでやっていきたい。しっかり三振を取りたい。藤川球児投手のわかっていても打たれない真っすぐに近づけるよう頑張っていきたい」

 今年のルーキーでは24歳の最年長らしく会見でも落ち着いた口調で抱負を語った。ドラフト1位の横山は新日鉄住金鹿島の同僚。「3年間仲間でしたけど、これからは勝負。切磋琢磨して頑張っていきたい」。“火の玉ストレート”と鉄腕の魂を継承する即戦力右腕。今、大きな夢のスタートラインに立った。

続きを表示

この記事のフォト

2014年12月9日のニュース