中日・平田「燃えましたね」 3番ルナ敬遠で火、ライアン粉砕弾

[ 2014年8月18日 05:30 ]

<中・ヤ>3回1死一、二塁、平田は中越え8号3ランを放つ

セ・リーグ 中日7-3ヤクルト

(8月17日 ナゴヤD)
 中日・平田の久々の4番弾が「天敵」を打ち砕いた。

 3回1死一、二塁。目の前でルナが敬遠気味に歩かされ、気合満点で打席に立つと、小川の2球目のストレートを完璧にとらえた。相手の戦意を喪失させるような左中間への特大8号3ラン。5―0とリードを広げ、ツバメのライアンにチーム6度目の対戦で初めて黒星をつけた。

 「前でルナが歩かされて、燃えましたね。きょうも真っすぐが走っていたし、その真っすぐを打ってやろうと思った」

 前日から開幕当時の打順に戻った。交流戦から6番に降格したこともあり、4番での本塁打は5月14日のDeNA戦(横浜)以来、約3カ月ぶり。「開幕から4番だったけど、途中で外されて悔しい思いをした。またチャンスをもらえたし、今度はものにしたい」と表情を引き締めた。

 チームは小川に昨季0勝3敗。今月3日の神宮での対戦でも7回1失点に抑えられ、白星を献上した。その右腕から、平田は初回2死三塁でも三塁への強烈な打球(記録は川端の失策)で先制点をもぎとる活躍。3回までに7点を奪い、プロ入りワースト失点を記録させて借りを返した。

 お立ち台では「終盤戦なんで全部勝つつもりでやりたい。僕や大島さんの若い力でチームを引っ張りたい」とファンに宣言。復活した26歳の4番が、CS進出、そして逆転Vへの立役者となる意気込みだ。

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2014年8月18日のニュース