お前ら、こんなもんか!八戸学院光星 監督ゲキ応え8回逆転

[ 2014年8月18日 05:30 ]

<武修館・八戸学院光星>8回表、無死満塁、森山は中前に逆転2点適時打を放つ(投手・徳橋)

第96回全国高校野球選手権2回戦 八戸学院光星4―2武修館

(8月17日 甲子園)
 0―1で迎えた終盤。初出場の武修館を相手に劣勢を強いられた八戸学院光星の仲井宗基監督がベンチで声を荒げた。「お前ら、こんなもんか!」。青森大会では準決勝、決勝でともに終盤に逆転しているナインにスイッチが入った。

  底力を発揮したのは8回。無死満塁の絶好機を築くと、3番・森山が中前に逆転の2点適時打。「ここで負けていられないという気持ちだった」と言う。ナイン全員がセンター返しを心掛け、コンパクトなスイングで打線がつながった。この回、4安打を集中して一挙4得点を奪った。

 組み合わせが決まると、武修館の徳橋、山崎の両左腕対策に乗り出した。連日、左投手を打ち込み、本番に備えてきた。ところが、先発は北北海道大会で1試合に登板しただけの背番号10の右腕・立花。仲井監督は「右投手と思っていなかった。予想が外れてどうしようか考えてしまった」と振り返る。

 苦しみながらも初戦を突破。11、12年は2年連続で準優勝に終わった。「いつまでも白河の関と言われるので」と仲井監督。東北勢初優勝へ向け、気が引き締まる1勝だった。 

 ▼ロッテ・田村(12年度卒)苦しい展開でも粘り強く戦えた結果。今の3年生は僕の2学年下の後輩だし、頑張ってほしい。

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