敦賀気比・平沼 2戦連続完封逃すも笑顔「勝ったからいい」

[ 2014年8月18日 05:30 ]

<敦賀気比・春日部共栄>先発した敦賀気比・平沼

第96回全国高校野球選手権2回戦 敦賀気比10―1春日部共栄

(8月17日 甲子園)
 敦賀気比(福井)の2年生エース・平沼も、第3試合の富山商・森田と同じく9回2死から1点を失った。2年生では昨夏優勝投手の高橋光成(前橋育英)が記録して以来の2試合連続完封を逃したが、7安打1失点の完投に「完封を意識して、最後は相手の執念にやられたけど、勝ったからいい」と笑みがこぼれた。

 春日部共栄が初戦で今春のセンバツ覇者・龍谷大平安に初回の先制攻撃で勝ったことは意識していた。その初回の先頭に安打されて「ちょっと焦った」そうだが、次打者のバントを処理して二塁で刺し「平安の投手はミスしたけど、自分は落ち着いてアウトにできた」と振り返った。

 打線の援護をもらって2回から気分も乗った。140キロ前後の直球、切れのいいスライダーをテンポよくコーナーに決め、8回まで76球の「省エネ投球」だった。前日は17歳の誕生日。「チームメートにショートケーキで祝福されました」と喜んだ。1日遅れのマウンドとなったが、快投を演じて自らのバースデーを祝った。3回戦の相手は今秋のドラフト候補・松本を擁する盛岡大付。2年生エースはプロ注目右腕が相手でも投げ勝つ。

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