大垣日大、連続ミラクルならず…阪口監督「相手が一枚上だった」

[ 2014年8月18日 10:28 ]

三重に敗れ、グラウンドに向かって一礼する大垣日大の選手

第96回全国高校野球選手権大会2回戦 大垣日大2―4三重

(8月18日 甲子園)
 1回戦の藤代(茨城)戦では初回に失った8点をひっくり返す“ミラクル勝利”で甲子園の話題をさらった大垣日大(岐阜)だったが、2回戦では序盤に失った4点差を逆転できず、阪口慶三監督(70)に歴代6位となる38勝目を贈ることはできなかった。

 藤代戦では5回途中から2番手として登板して1安打投球で大逆転劇を呼び込んだ滝野が先発。だが、その滝野が初回に3安打と味方の失策もあって3点を失うと、2回にも先頭打者に安打を浴びて降板。藤代戦とは逆パターンで2回無死一塁からエースの高田がマウンドに上がったが、いきなり二塁打を浴びて4点目を失った。

 3回には四球を足場に3番・内藤の一塁線を抜く二塁打と捕逸で2点を返したが、その後は三重の左腕エース今井に抑えられてチャンスを作ることができず。2点を追う9回、先頭打者・榊山のセンターへの大飛球も、背走した末のダイビングキャッチという超美技に阻まれ、あと2点が遠かった。

 1回戦では劇的な勝利に涙も流した阪口監督は「負けたので、ものすごく悔しい」と振り返り、相手エースの今井については「うちの打線であれば攻略できると思っていたが、相手が一枚上だったということです。バッティングをさせてもらえなかった」と淡々と話した。

 阪口監督は東邦(愛知)を率いて春夏を通じて優勝1回、準優勝2回の名将。8点差をひっくり返した1回戦の勝利で、池田(徳島)の故蔦文也監督に並ぶ歴代7位の37勝目をマークしていた。

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