星野監督「一番嫌いな負け方」 61日ぶり復帰戦飾れずため息

[ 2014年7月25日 21:39 ]

険しい表情で戦況を見つめる星野監督

パ・リーグ 楽天1―8日本ハム

(7月25日 コボスタ宮城)
 胸椎黄色じん帯骨化症などの治療のため5月26日から休養していた楽天・星野監督は61日ぶりの復帰戦を白星で飾ることができず、「ぬるい野球やってるな」と3連敗を喫したチームをバッサリ斬って捨てた。

 この日、指揮官が球場入りした際には球団職員、チアのメンバーら100人が出迎え、「東北を再び熱くしましょう!」「お帰りなさい!星野監督」の横断幕を掲げた。試合開始前には先着1万人に配布された「闘」という文字入りのフラッグを観客が掲げ、監督の似顔絵と「東北を再び熱く!」のメッセージが描かれた横断幕も登場。球場全体で闘将の復帰を祝福した。

 それに応えるかのように、2回2死一、二塁から聖沢が一、二塁間を破る適時打を放って1点を先制。先発・塩見は5回までは散発2安打に抑える好投を見せた。しかし6回に連打と四球で1死満塁のピンチを招くと、高めに甘く入った初球のシュートを右翼スタンドに運ばれ逆転を許した。

 2番手・宮川が打者2人に2四死球、3番手の西宮が7回に押し出し四球で失点するなど、中継ぎ陣も総崩れ。闘将は塩見については「良かったんだけどな。筋書き通りにいかないんだよな」とため息。敗因を問われると「フォアボールだ」と断言し、「一番嫌いな負け方だったな。末広がりで迎えてくれたわ」と計12安打9四死球で8失点を喫した投手陣へ苦言を呈した。

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