佐野日大・田嶋4回0封4K DeNA高田GM「直球は一級品」

[ 2014年7月17日 05:30 ]

<小山西・佐野日大>4回から2番手で登板、4回を無失点に抑えた佐野日大の田嶋

栃木大会1回戦 佐野日大10―2小山西

(7月16日 栃木県総合運動公園)
 佐野日大のドラフト候補左腕・田嶋が好救援で初戦突破に導いた。

 10球団のスカウトが見守る中、1点を追う4回から登板。4回1安打無失点で逆転での7回コールド勝ちにつなげ「100点の投球はできなかったけれど、勝ったからこれでいい」と振り返った。

 全4戦を一人で投げ抜き、4強入りした今春センバツ以降は短い投球回にとどめて、疲労回復に専念。だが腰の違和感で練習試合でも完投がないまま夏に突入した。それでも持ち前の冷静さで乗り切った。連戦を見据えての救援、しかもビハインドでの登板にも「練習試合で救援は何度かやったから難しくなかった。野手の雰囲気を良くしたいと思った」と腕を振って、最速144キロをマーク。磨き上げたクロスファイアも決まり、4三振を奪った。息を吹き返した攻撃陣は、5、6回に一挙9点で圧倒した。

 視察したDeNAの高田繁GMは「直球は一級品」と評価。「また甲子園に行って4強以上の成績を残したい」と田嶋。エースの誇りを胸に、2季連続甲子園へけん引する。

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2014年7月17日のニュース