日本人最年長39歳ついに…上原「満足」4球K斬り

[ 2014年7月17日 05:30 ]

オールスター戦に登板した上原(AP)

第85回オールスター戦 ア・リーグ5―3ナ・リーグ 

(7月15日 ミネアポリス)
 メジャー6年目、日本選手最年長39歳でたどり着いた夢のマウンド。4球で終えたレッドソックスの上原は「本当にいい経験をさせていただき、もう満足です」と万感の思いを口にした。

 5―3の6回2死三塁で登場。打率・304、16本塁打の強打の捕手メゾラコを直球とスプリットで追い込み、4球目の宝刀スプリットで空振り三振に仕留めた。上原流の儀式は球宴でも変わらない。捕手ノリスを自ら呼び止めてハイタッチ。ベンチに戻ってもハイタッチは続き「野球人生で語れる一つになると思う」と歓喜の儀式は止まらなかった。

 球宴当日の恒例イベントであるレッドカーペット・ショーでは美穂夫人(39)、長男の一真くん(8)をパレードカーに乗せ、米国流を楽しんだ。試合前練習では一回り年下のダルビッシュに、スライダーの握りを聞き、キャッチボールで試投してみせた。

 昨年のワールドシリーズ制覇に続き、また一つ大きな勲章を手に入れた。夢のような時間はあっという間に過ぎ去ったが「打たれたくないのはどの試合も同じ。1人だけで十分。こんな凄いメンバーに投げるのは(もう)いいです」。汗を拭う表情は充実感に満ちあふれていた。

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