朝倉 涙の4年ぶり1勝「あきらめずに頑張って良かった」

[ 2014年4月25日 21:40 ]

<ヤ・中>勝利投手の朝倉は、ヒーローインタビューで目を潤ませる

セ・リーグ 中日4―3ヤクルト

(4月25日 神宮)
 試合後のヒーローインタビューでカメラのフラッシュを浴びながら、中日・朝倉は喜びをかみしめるように、一言一言ゆっくりと言葉を続けた。

 「正直、ホッとしています。今まで苦しかったので…。心が折れそうになったこともあった。あきらめずに頑張って良かった」。

 今季初めて上がった先発マウンド。4回2死まで1人も走者を出さない完璧な立ち上がりで、チームの勝利を引き寄せた。6回を投げ4安打7奪三振で2失点。ヤクルトの主砲バレンティンも無安打2三振と抑え込んだ。

 先発としては10年6月22日の横浜戦(浜松)以来、実に1403日ぶりの白星。ケガや故障に苦しみ、11年8月には右肘にメスを入れた。かつて06年、07年には2年連続の2桁勝利を挙げたプロ15年目の32歳。「チャンスをくれた監督、コーチに感謝したい。1人でも多くのバッターを打ち取ることを考えました。チームの力になることだけを考えて投げていました」。そう語るベテランの目は潤んでいた。

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