メジャーで松ヤニといえば…31年前には試合続行を拒否

[ 2014年4月25日 16:11 ]

 23日に行われたレッドソックス―ヤンキースの試合でマイケル・ピネダ投手(25)が首筋に松ヤニをつけて退場を宣告されたが、メジャーで松ヤニ関連の話題といえば、31年前の「パインタール(松ヤニ)事件」が有名だ。

 83年の7月24日。ヤンキー・スタジアムで行われたヤンキース―ロイヤルズの試合で事件は起こった。

 ロイヤルズが1点をリードされた9回表、2死一塁の場面でジョージ・ブレットが2ランを放って逆転。その直後、ヤンキースのビリー・マーティン監督が審判に対してブレットのバットはルールで規定されているグリップエンドから18インチ(約45.7センチ)の範囲を超えて滑り止めの松ヤニが塗られているとクレームをつけた。

 審判団は協議の末、ブレットにアウトを宣告して逆転2ランは消えた。ブレットは血相を変えて猛抗議。ロイヤルズは試合の続行をボイコットした。

 結局、ア・リーグの会長が仲裁に入り、松ヤニは故意に塗られたものではないとしてブレットの2ランを認定。後日8月18日に試合の続きが行われてロイヤルズが勝利した。

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2014年4月25日のニュース