巨人 ヒヤヒヤ単独首位浮上 坂本V2号、菅野3勝目

[ 2014年4月10日 21:00 ]

<巨・広>力投する菅野

セ・リーグ 巨人4―2広島

(4月10日 東京D)
 巨人が広島との同率対決を制し、単独首位に浮上。これで開幕4カード連続の勝ち越しとなった。

 同点に追いつかれた直後の6回だった。坂本が篠田のカーブを捉え左翼席上段に勝ち越しの決勝ソロ。2点リードの9回からマウンドに上がった守護神・西村は四球とエルドレッドの二塁打で1死二、三塁のピンチを招いたが後続を打ち取り、同率首位に並んでいた広島を振り切った。

 先発の菅野は5回、今季20イニング目で初の自責点となる松山にソロ本塁打を許すと、続く6回にも丸に一発を浴び同点に追いつかれたが、ドラフト1位・小林とのバッテリーで7回2/3を6安打2失点。ハーラートップの3勝目を挙げた。

 その菅野とコンビを組んだ小林も3安打とプロ初の猛打賞を放ち3回には先制のホームを踏んだ。序盤に盗塁を2度刺すなど攻守で菅野をもり立てた。

 若いバッテリーは8回途中で交代。インフルエンザから復帰した2番手・山口と、4月5日の中日戦(ナゴヤD)で左ふくらはぎに死球を受けて途中交代して以来、4試合ぶりの出場となった阿部が登場した。阿部はその裏、中犠飛を放ちバットでも存在感を示した。

 広島との首位攻防に勝ち越した巨人。山口、阿部も復帰し、首位固めの態勢は整った。

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