マー君、本拠地デビューは飾れず…7回10Kも一発に泣く

[ 2014年4月10日 11:14 ]

<ヤンキース・オリオールズ>2回2死一、三塁 スクープに左越え3ランを浴びる田中

 米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手(25)は9日(日本時間10日)、本拠地ニューヨークでのオリオールズ戦に先発。7回101球を投げ、7安打3失点(自責3)10奪三振。勝ち負けはつかず、日本人投手としては09年の上原以来となるデビューから2戦2勝はならず、ヤンキースは4―5で敗れた。

 初めてピンストライプのユニホームを身にまとっての登板。田中は初回、先頭のマーカーキスの打球を右足に当てたが、右足に当てながらも遊ゴロに仕留めるとヤングに左翼線へ二塁打を許したものの、無失点で切り抜けた。ところが2回2死二、三塁から9番スクープに3ランを被弾。1ボールから甘く入ったカットボールを左翼ポール際へ運ばれた。

 メジャーデビュー戦だった5日(同6日)のブルージェイズ戦(トロント)でも先頭打者に被弾するなど2回までに3失点。前回同様に高い修正能力を発揮し、そこからは失点を許さなかった。序盤に失点という課題は残したものの、メジャーデビューから2試合連続で7回を投げ、ともに3失点と先発投手としての役割は十分に果たした。

 ヤンキースは田中が被弾した直後の2回裏にベルトラン、ジョンソンと2本の右超えソロで1点差とし、4回には1死三塁からソリアーノの遊ゴロの間に同点。だが、9回に4番手のケリーが崩れ、接戦を落とした。

 イチローは9回に代走で出場し、日米通算3018試合出場(日951試合、米2066試合)となり、野村克也氏の持つ日本プロ野球記録を超えた。

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