ヤクルト　畠山　一塁譲らん　「１号」含む全５打席出塁

＜広・ヤ＞３回２死一、二塁、畠山が左越えに３ランを放つ

オープン戦 ヤクルト６―４広島

（3月8日 福山）
　一塁の座は渡さない。ヤクルト・畠山が３打数３安打２四球と全５打席で出塁。３回には２死一、二塁から篠田の内角低めのスライダーを左翼席まで運んだ。「結果が出ると自信になる」と安どの笑みがこぼれた。

　昨季は９９試合で打率・２１９と低迷。今季はすでに断念したものの、バレンティンが一塁守備に挑戦。現在は、岩村、ユウイチとレギュラーをめぐって激しい争いを展開中だ。小川監督は打撃を重視することを公言している。今遠征にはバレンティンが参加していないだけに、際立つ存在感でポジション争いを一歩リードした。

　バレンティン、ミレッジの後を打つ５番が機能すれば、打線の厚みが増すことを畠山自身も重々承知している。「（一塁が空いている場面で）バレンティンが歩かされて走者が２人以上出ているケースが増える。そこで打てるか打てないかでチームの勝敗が変わってくる」と表情を引き締めた。