黒田にヤ軍から14億円残留提示 FAの独占交渉期間終了

[ 2013年11月5日 16:36 ]

 大リーグでFAになった選手の、今季所属した球団との独占交渉期間が4日に終わり、黒田博樹投手(38)はヤンキースから1410万ドル(約14億円)の1年契約の提示を受けた。

 提示されたのは「クオリファイング・オファー」制度の規定額で、ヤンキースでは黒田を含め主力3選手が提示を受けた。選手は1週間以内に受け入れるかを決める。

 規定額での契約を拒否した場合でも、旧所属球団と交渉することは可能だが、規定額の提示を受けた選手が他球団へ移籍した場合、旧所属球団には見返りとして移籍先から来年のドラフト会議での指名権が補償される。

 黒田は昨オフに規定額の提示を拒否したが、1500万ドルの1年契約で残留。今季は11勝13敗、防御率3・31だった。

 ヤンキースはキャッシュマン・ゼネラルマネジャー(GM)が「来年もメンバーでいてくれればいいと思う」と発言するなど黒田との再契約を希望。黒田はレギュラーシーズン最終戦後に「時間が許す限り考えたい」と話している。

 メッツからFAの松坂大輔投手(33)には提示がなかった。FA選手は5日から全30球団との交渉が可能となる。

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2013年11月5日のニュース