岩瀬　現状維持３・７億円で更改　来季は「安心できる投手に」

現状維持で更改した中日・岩瀬

　中日の岩瀬仁紀投手（３８）は５日、名古屋市の球団事務所で契約更改を行った。１５年連続５０試合以上に登板し、３６セーブをマークした左腕は現状維持の年俸３億７０００万円(推定)でサインした。

　「最初から最後まで結果を出すことができた」と岩瀬。左ひじを痛め満足な成績を残せなかった昨季と比べ、フルに活動できたことを今季の収穫と説明した。

　今季は佐々木主浩氏(横浜＝現ＤｅＮＡ)が持っていた日本人投手の日米通算最多セーブ記録を塗り替えたが、通算４００セーブへあと１８のところまできている。「普通にやれば通過すると思う」とそれほど気にはしていないようす。それ以上に「抑えとして安心できる投手でありたいという思いが強い」と、今季３敗したことを含め、１６年目のシーズンはリリーフでの失敗をなくしたいという思いが強くにじみ出ていた。