仙台ファン マー君メジャー後押し!チームの顔失う不安も…

[ 2013年11月5日 06:00 ]

 楽天が悲願の日本一に輝いて一夜明けた4日、地元の仙台市はお祝いムード一色に包まれた。小売店では一斉にセールが始まり、ユニホーム姿で買い物をするファンも見られた。一方、スポニチ本紙は楽天ファン100人を対象に、田中将大投手の今オフのメジャー挑戦について緊急アンケートを実施した。

 楽天が悲願の日本一を達成したことで、早くもファンの関心を集めているのが“マー君の去就”だ。本紙が4日、JR仙台駅内の楽天グッズ専門店を訪れた100人を対象にアンケートしたところ、「ファンはマー君のメジャー挑戦を後押ししている」という結果が出た。

 「今オフにメジャー挑戦してほしいか」「楽天に残ってほしいか」の2択で聞いた。54人対46人で僅差だが、「残ってほしい」と答えた人の中には「あと1シーズンだけ楽天にいてくれれば、メジャーに行ってもいい」とした人が7人もいた。

 「あと1シーズン」にこだわるのは「楽天2連覇に欠かせない」(37歳女性)、「(新加入する)松井裕樹にピッチングを教えてあげてほしい」(42歳男性)ためで、田中の将来的なメジャー挑戦には賛成。これを合わせれば、メジャーリーガー・田中将大を見たがっているファンは約6割にのぼる。

 挑戦を後押しする人の中には「日本シリーズの第6戦で負けたままだったらメジャー行きは反対だった。でも最終戦でリベンジしたのを見て、もう日本でやり残したことはないなと思った」(28歳女性)という意見も。「メジャーに挑戦するには年齢的に今が旬」「実力を試してほしい」とした人が多かった。

 大きな戦力を失うことでチームの弱小化が心配されるが、11歳の男の子は「則本もいるし、美馬もいる。投手陣は大丈夫」と胸を張った。

 一方、メジャー行きを反対とした人の理由は「楽天が弱くなってしまう」が最も多い。「楽天と言えばマー君」(21歳男性)、「楽天イコール、マー君」(60歳女性)とチームの顔を失うことを懸念する声もあった。

続きを表示

2013年11月5日のニュース