木佐貫 古巣相手に12球団勝利、大引は初お立ち台に「夢でした」

[ 2013年5月20日 21:09 ]

<日・巨>お立ち台でファンに手を振る大引。右は木佐貫

交流戦 日本ハム2―1巨人

(5月20日 札幌D)
 3日以来の連勝をもたらしたのはオリックスから今季移籍してきた投打の2人だった。

 古巣の巨人とは移籍後初、同期の杉内とは高校時代98年夏の鹿児島県大会決勝以来の対決。試合前は「チョー緊張した」というが、その緊張がプラスに働いたのか、初回を無失点に抑えると4回に先制点を許した以外は、走者を出しても粘り強く要所を締めた。結局7回5安打1失点と役割を果たした。

 チームは6回に追い付くと、7回には同じ移籍組の大引が1号決勝ソロで勝ち越し。木佐貫は「大引よくやった!」とお立ち台で称賛。この日の勝ち星はプロ野球12人目となる全12球団からの勝利となった。「記録もうれしいが、札幌ドームで勝てたのが本当にうれしい」とスタンドのファンを沸かせてみせた。

 今季初めてお立ち台に上がった大引は決勝弾に「まさかホームランになるとは。声援がこだまして鳥肌が立ちました」と感激の面持ち。「札幌のファンにあいさつしていなかった。ここに立つのが夢だった」と、生真面目な受け答え。

 2人は「まだこれから。どんどん勝って優勝争いする」と意気盛ん。セ首位の巨人を連破、まだ借金8と状況は厳しいが、これをきっかけに逆襲を誓っていた。

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