法大 西浦 早大“完全男”を粉砕!高梨から特大弾

[ 2013年5月20日 06:00 ]

<法大・早大>初回1死一、二塁、中越え3ランを放つ法大・西浦直

東京六大学野球第6週第2日 法大9―3早大

(5月19日 神宮)
 2回戦2試合が行われた。法大は、西浦直亨内野手(4年)が2試合連発の3号3ランを放つなど9―3で早大に快勝。開幕8連勝を飾り、勝ち点を4に伸ばした。明大は慶大に雪辱して1勝1敗のタイとし、優勝に望みをつないだ。20日の3回戦で明大が勝利すれば、優勝争いは次週の直接対決に持ち越される。敗れれば法大の2季連続優勝が決まる。

 今季初めて4番に座った西浦直が「完全男」を一振りで打ち砕いた。初回1死一、二塁。4月21日の東大戦で完全試合を達成した左腕・高梨のスライダーを、バックスクリーン左まで運んだ。「感触は良かったが、あそこまで飛ぶとは思わなかった。きょうは4番らしい働きができた」と相好を崩した。

 これで勢いづいた打線は、初回に打者12人攻撃で8得点を挙げ、一気に試合を決めた。全体練習後に約1時間の素振りを欠かさず、3本塁打、13打点でリーグ2冠に立った主砲は「そこは意識していない。チームの勝利につながる打撃をしたい」と言った。20日に明大が敗れれば優勝が決まるが、神長英一監督は「次の節(明大戦)に向けて、1週間練習します」と、25日からの直接対決での決着に備えた。

 ▼早大・岡村猛監督 高梨の立ち上がりを叩かれた。練習してきたことを再度徹底して(6月1日からの)早慶戦で出直しです。

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2013年5月20日のニュース